「The Lion King -ライオンキング」 観劇

観劇日:2024年7月5日 19:30公演
劇場:Lyceum Theatre

こんな方におすすめ
・ミュージカル観劇が初めて
・Disney映画が好き
・家族観劇

作品タイプ
「ピーターパン」「アラジン」「リトルマーメイド」「アナと雪の女王」

個人的に、人生で初めて観たミュージカルがライオンキング笑
3歳の私は大人しく観ていたそうな。
三つ子の魂百までといいますが、きっといくつになっても、私にとって大切な作品。

さてさて、今回が初めての海外ライオンキングでした!!!

あらすじ

動物たちが暮らすサバンナを治めるライオンの王様・ムファサ
息子・シンバの誕生を国中がお祝いする一方で、
王位継承の地位を奪われたムファサの弟・スカーはご機嫌斜め。

幼なじみのナラ(メスライオン)や王家の執事として仕えるザズー(サイチョウ)と共に、
やんちゃをしつつも、父を尊敬し、すくすくと育つシンバ。

ある日、スカーに勧められた渓谷で唸り声の練習をしていると、
ヌーの暴走に巻き込まれてしまうシンバ。
彼を助けようと、飛び込んだムファサは、息子を助け、亡くなってしまう。
全てはムファサとシンバを殺そうと、スカーが仕組んだことであった。

父親殺しの責任から国を追われたシンバは、行き倒れていたところを
ミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァに助けられる。
2人から人生を気楽に生きる「ハクナマタタ(心配ないさ)」という言葉を教わったシンバは、
新しい環境で大人へと成長していく

一方、スカーが王となったプライドランドは、生命のバランスが崩れ、大地が荒れ果てていた。
国を救うため旅に出たナラと再会するシンバ。

彼女から祖国の状況を聞いたシンバは、
過去、そして己の使命と向き合い、豊かなサバンナを取り戻すことができるのか。

観劇してみて

サークル・オブ・ライフ、生命のつながり。
何度観ても、丁寧に表現される壮大な世界観に圧倒される作品。

構成も流れも全部わかっていても、太陽が上れば感動するし、
自分の年齢や経験とともに、感じることにも変化があって。
観る度に、新しい発見があるって、舞台の素晴らしい魅力だと思っています。うん!

どのキャラクターも声のトーンが、イメージ通りだったのが、意外で!
よく観劇していると、生の声に被って、脳内で勝手にサウンドトラックの声が再生されて、
観ながら比較している現象になるのですが、
脳内イメージとのギャップがなくて、それはそれで新鮮!
おお、ラフィキだ。おお、めっちゃレイヨウ。おお、ザズーーーー。
めっちゃシェンジ、バンザイ、エドだ。みたいな感じでした、私の脳内。

良い意味で馴染みがあって、これぞライオンキング!
それこそ、世界中でロングラン上演されている秘訣なのかなと思いました。
統一されたキャラクターイメージをもとに、作品が作られていることの素晴らしさを感じました。

そんな中で、印象的だったのが、ムファサ!
まあ、素敵な低音で響くお声で!
王の威厳を感じるとともに、父としての柔らかさも感じました。
とてもかっこよかったです。

♪朝の報告 がなかったことに驚きました!
日本公演でも、コロナ後はショートカットされた部分があるのは感じましたが、
朝の報告って日本でも今、ないんでしょうか…
(あの早口が歌えることを誇りに思っていた子供時代。。)

♪食っちまえ(チャウダウン)も前奏が短めで、
全体的に、シンプルに分かりやすくまとめられているように感じました。

また、左右のボックス席から、冒頭のレイヨウやザズー、♪ワン・バイ・ワンの鳥たちが結構出てくる。
普通にお客さんも座っているエリアですが、役者を間近に体感できて、素敵。
パーカッションも少し高さがあるボックスで演奏しているので、一番後ろの私の席からでも見えました!

Grand Circle(3階)エリア・一番後ろからの写真


It is time. 「機は熟したり」
エンディングで、ラフィキがシンバにかける言葉。
日本語の翻訳がとても素敵なのだと、初めて知りました。
父を失い、祖国を追われ、痛みを伴う過去と向き合って、最後にプライドロックを上っていくシンバ。
より時間の経過や彼の人生の変遷を感じることができる素敵な翻訳だと思いました。

今回の劇場

劇場は、マンマミーアやアナ雪を上演している劇場にも近い「Lyceum Theatre」
1999年からライオンキングを上演していて、今年は25周年のアニバーサリー!!
(パチパチパチパチ)

座席はStalls/Royal Circle/Grand Circleの3階層に分けられていて、全2100席。
各座席からの見え方はこちらのサイトが参考になります!

一番上のGrand Circle(3階席)での観劇だったのですが、劇場が大きいため、
入口が分けられていました。


Satlls/Royal Circleの人は正面から、Grand Circleの人は右側の扉から。
セキュリティの方に、まず「どこの席?」と確認もされました。

結構長めの階段を上っていくと、バー・物販・スナックが販売されている3階ロビーに到着。
他の階段を使って、探検してみたのですが、下の階の座席とは徹底的に分けられているようでした。
キャストボードも3階席にはなかったようで、チェックできず残念…

行っちゃだめなのね。


お手洗いはあります!!
Grand Circle 座席フロアの中を上手側まで突っ切って、階段を少し降りたところにありました。


終演後も入場と同じ階段を下っていく感じで、正面ホワイエには入れず。
動物たちを近くで観るためにも、また観に行きます!笑

今回のチケット

Official London Theatreから購入しました!
価格は41ポンドで、日本円だと8500円くらい。(24年7月時点)
QRコードチケットが、購入後にメールで届くので、チケット受け取りや発行などの
心配はせずで大丈夫です!とっても簡単。

今回、色んなサイトを見比べたのですが、同じ座席でも、少しずつ値段が違って。
*Official London Theatre:£41(最安値)
*Disney Tickets:£41.50
*ATG Tickets:£41.50
*Today TIX:£42
*London Theatre Direct:£46

最後列なのですが、本当に観やすかった!
遠すぎず、プライドロック登っても、シンバも見切れることなく!

Grand Circle-M37 という席でした!

私が購入したのは、公演の3日前だったのですが、直前に安い席からどんどん売れていく。
イメージでいうと、水曜日にチェックした場合、こんな感じ。

*水曜日(当日)/木曜日の残席→100ポンド以上から
*金曜日以降の残席→40ポンド以上から

残席がほとんどないため、「TodayTIX」のRushチケットや「TKTS(当日割引)」ではあまり取り扱いがないようです。
(公演日にもよるかと思います!)


個人的には、2階席以上の高さのある席から観るのも大好きな作品です!
プライドロックが見事にせり上がって、そして収納されていく美しさ。
♪ワン・バイ・ワン後の水が吸い込まれた穴も、すぽって!埋められていて!小さい穴が!
ハイエナダンスや雌ライオンたちの狩りダンス、サバンナの動物たちなど、
ステージ全体をゆったりと楽しめる点でも、おすすめです!!

最後に

家族、友情、愛、生命と、色んなテーマが詰まった作品。
私も子供のときは、子役の場面やティモン・プンバァが大好きでしたが、
大人になるにつれて、シンバの心境の変化に惹きつけられるようになりました。
より「物語」に魅了されるようになったかな。

シンバほどの使命はもちろん背負っていないけれど、王になろうと覚悟を決める姿からは、
前に進む力をもらえる作品。


観たことない方は、ぜひ生「心配ないさ~」聴きに行ってください!

「The Lion King
上演概要


公式HP:https://www.thelionking.co.uk/
劇場:Lyceum Theatre

上演期間:ロングラン上演中
開演時間:火曜日~土曜日 19:30
   水曜日・土曜日・日曜日 14:30
上演時間:約2時間30分/休憩含む

Cast

Rafiki:Thenjiwe Thendiva Nofemele – ヒヒの呪術師。大人になったシンバを諭す。
Mufasa:Shaun Escoffery – プライドランドに君臨するライオンの王。
Sarabi:Sadia McEwen – ムファサの妻。
Zazu:Gary Jordan – ムファサに仕えるサイチョウの執事。幼いシンバ、ナラの面倒を見る。
Scar:George Asprey – ムファサの弟。

Young Simba:Emrys Zeph Adamah, Oscar Kojo Coleman, Ebrahim Amaar Joof, Mason Mingle
Young Nala:Noelle Coker, Keliah Kofi, Ocean Monial, Raphaella Philbert

Shenzi:Melone M’kenzy – ハイエナ
Banzai:Jorell Coiffic-Kamall – ハイエナ
Ed:Mark Tatham – ハイエナ
Timon:Alan McHale – シンバを助けるミーアキャット。
Pumbaa:Mark Roper – シンバを助けるイボイノシシ。

Simba:Owen Chaponda – ムファサの息子。生まれながらの王。
Nala:Merryl Ansah – メスライオン。シンバの幼なじみ。
ほか

Creative

演出/衣裳/マスク・パペット共同製作/追加歌詞:
Julie Taymor

音楽:Elton John
歌詞:Tim Rice

追加歌詞/ボーカルスコア/ボーカルアレンジ/コーラス監督:
Lebo M

追加音楽・歌詞:Mark Mancina
作:Irene Mecchi/ Roger Allers
振付:Garth Fagan
美術:Richard Hudson
照明:Donald Holder
マスク・パペット共同製作:Michael Curry
ヘアメイク:Michael Ward
音響:Steve Canyon Kennedy

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました