Dirty Rotten Scoundrels in Concert

観劇日:2024年11月24日 19:30公演
劇場:London Palladium

こんな方におすすめ
・「オペラ座の怪人」25周年記念コンサートファン
・コメディ作品が好き

作品タイプ
「Something Rotten」「Beetle Juice」「City of Angels」「ブロードウェイと銃弾」

Ramin KarimlooHadley Fraserと言ったら!
「オペラ座の怪人 25周年記念公演」のファントムとラウルのコンビ。
来日する機会も多く、お2人のファンの方も多いんじゃないでしょうか?!

そんな2人が共演した「Dirty Rotten Scoundrels in Concert」を観劇しました!
今年25年の8月には、東急シアターオーブでの来日公演も決定しましたね!

あらすじ

高級リゾート地の南フランス・リヴィエラで、詐欺師の Lawrence Jamesonは、
相棒の警察であるAndreと共に、ダンディな魅力を武器に金持ちの女性たちを騙していた。

そんな中、Jackalという名前で知られる凄腕の詐欺師が、この地方を訪れているという噂が。
Lawrenceは、電車の中で出会ったアメリカ人詐欺師のFreddy Bensonから、
詐欺のテクニックを教えてほしいと頼まれる。

彼がJackalなのではないかと疑いつつも、協力して詐欺を働く2人。

始めはうまくいったものの、段々と縄張りをめぐって敵対。
そこで、アメリカ人観光客のChristineを新たな標的に、どちらが先に50,000ドルを騙し取れるか勝負をすることに。

果たして、勝負に負けてリヴィエラを去るのはどちらか。
そして、Jackalとは一体何者なのか….

観劇してみて

日本でも2019年に福田雄一さん演出、石丸幹二さん×山田孝之さんのコンビで上演されていた作品。
日本語のタイトルは「ペテン師と詐欺師」。
私も新橋演舞場に観に行きました!

役としては、Hadley、そして石丸さんが演じていたのが、紳士な詐欺師Lawrence。
Raminと山田さんが演じていたのが、アメリカ人詐欺師のFreddy。

その時以来の、今回のコンサートバージョン。
観劇しながら、ああ、確かにこの曲、聞き覚えがある….!って少しずつ思い出しました。

自分の席に到着してみると、3階席後方にも関わらず、
2人のファンなんだろうなと思われるお客さんが周りにたくさん。
ロンドンでも、この2人が揃うなら観たいと思う組み合わせなんだなと感じました。

この作品のヒロインの名前は、クリスティーン….
オペラ座の怪人で、2人が愛の駆け引きをした相手はクリスティーヌ…
名前が似ていることを分かっていて、「クリスティーーーーーン!」と2人が叫ぶ場面があるのですが、
お客さんが一段と沸いてました。笑 
違う作品なのに、似た名前の女性に振り回されている様子が、何とも面白かったです!
8月に来日公演を観られる方は、ぜひ楽しみにしてて!
同じように日本でも盛り上げてくれますように!!

Lawrence役のHadley。
どちらかというとクラシカルな響きの歌声。
気品さもまといつつ、3階席で聴いていてもバンバン飛んでくる声量。
紳士な素振りで、さらっと詐欺を働く姿が何とも素敵でした!

Freddy役のRamin。
打って変わって、優雅ではないけども、機転が利いて軽やかなアメリカ人詐欺師。
いつも失恋、裏切り、革命している役が多いから、コメディを演じている姿がとても新鮮でした。
Hadley相手ということもあって、遠慮なく振り切っているコミカルさが楽しかった!

何より2人とも本当に楽しそうで。笑
一緒に舞台に立つことが嬉しいんだなあと生き生きしているのが、よく伝わってきました。

そんな2人を惑わす、観光に訪れたお金持ちアメリカ人のクリスティーンを演じていた、
Carly Mercedes Dye
「SIX」UKツアーでのシーモア役や「Anything Goes(2021-2022)」リバイバル公演への出演で、
オリヴィエ賞・助演女優賞にもノミネートされた方!
登場場面からその歌声に圧倒されました….!
チャーミングさとパワーを兼ね備えた雰囲気がとっても素敵でした。
日本公演にも出演予定です!!ぜひ、その歌声を生で体感してみてください。

今回の劇場

劇場は、ショッピング街のあるOxford Circus駅からほど近い、「The London Palladium」
過去に、「Hello, Dolly!」「Carrie Hope Fletcher Concert」で訪れた劇場です!
個人的に、回数を重ねて馴染んできました。笑

客席階によって、入場口が分けられている劇場です!

今回も、Grand Circle(3階)での観劇だったため、この一番左側の扉からの入場でした。
入場して、階段を上っていくと、突き当りに男性お手洗いがありました。
過去の上演作品の写真などがたくさん飾られていて、素敵な階段!

階段をさらに上っていくと、女性お手洗いがあります!

そして、客席へ!Stallsエリア(1階)も素敵なのですが、
Grand Circle(3階)もうっとりするような素敵な劇場。

天井が木製なのも、落ち着いていて素敵。

座席はStalls/Royal Circle/Grand Circleの3階層に分けられていて、全2,286席。
Stallsエリア(1階席)のS列以降は、上階の屋根が視界に入ってくる席もあります。
各座席からの見え方はこちらのサイトが参考になります!

今回のチケット

Today Tix」アプリから購入しました!
価格は15ポンドで、日本円だと3000円くらい。(24年11月時点)

Grand Circle F-26 という席でした!

コンサート形式での上演だったため、舞台前方でのアクトが多く、
全体を通して見やすかったです。
役者が豆粒ではないけど、表情を見るには、オペラグラスが必要かな。という距離です!

最後に

面白そうと思った方は、ぜひ8月の来日公演へ~!
Ramin、Hadleyだけでなく、West Endで活躍されている役者の皆様は必見。
公演は東急シアターオーブにて、8月1日~3日にて上演される予定ですね!
(公式HP:https://theatre-orb.com/lineup/25_drs/top.html

個人的には、Laurenceと手を組んでいる警察のAndres役で出演予定のTom Eddenさんが、気になる….
Waiting for Godoh」でLucky役を演じていた方でした。
基本的に喋らない役だったので、台詞を発した時のインパクトがすごかった。
舞台上での存在感も。
なので、喋って歌うであろう(2幕ではMuriel夫人とのデュエットも!)姿を見てみたい….!

来日公演も素敵なステージになりますように!!

「Dirty Rotten Scoundrels in Concert
上演概要


公式HP:https://lwtheatres.co.uk/whats-on/dirty-rotten-scoundrels-in-concert/
劇場:The London Palladium

上演日程:2024年11月24日
開演時間:14:30/19:30開演

     

Cast

Lawrence Jamieson:Hadley Fraser – 紳士な詐欺師。※来日予定
Freddy Benson : Ramin Karimloo – アメリカ人詐欺師。Laurenceに弟子入りする。※来日予定
Christine Colgate:Carly Mercedes Dyer – アメリカ人観光客。2人の勝負の標的になる。※来日予定
Muriel Eubanks:Janie Dee – Laurenceに騙される婦人。
Inspector Andres:Rufus Hound – Lawrenceの相棒警察官。
Jolene Oaks:Alex Young – Lawrenceと結婚しかけるお嬢様。※来日予定
ほか

Creative

演出: Rupert Hands 
音楽監督:Adam Hoskins

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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