観劇日:2024年8月29日 19:30公演
劇場:The London Palladium
こんな方におすすめ
・クラシックミュージカルが好き
・Imelda Stauntonファン
・ラブコメが好き
作品タイプ
「Kiss Me, Kate」「GYPSY」「My Fair Lady」「La Cage aux Folles」
ハリー・ポッター映画シリーズのアンブリッジ先生役など、
映像から舞台と幅広く活躍されている、Imelda Staunton(イメルダ・スタウントン)さんを
生で観たいと思って!
とてもチャーミングなDollyが素敵でした~
あらすじ
「困ったことがあれば私にお任せを」と、お節介好きなDollyは、結婚仲人業を行う未亡人。
飼料店を経営する・Horaceの結婚相手を見つける依頼を受けたDollyは、
ニューヨークで帽子屋を営む女性・Ireneを彼に紹介する。
Ireneに会うため、ニューヨークへと向かうHoraceから、
店番を任された飼料店の従業員・CorneliusとBarnaby。
しかし、自分たちも本当の恋が見つけたいと、いざニューヨークへ。
Horaceよりも早く、Ireneの帽子屋に到着した2人は、
女性店主のIrene、若い店員のMinnieに出会う。
お店へ到着したHoraceに見つからないように、CorneliusとBarnabyが隠れる手助けをするDolly。
そんなハプニングを経て、IreneとCornelius、MinnieとBarnabyはお互いに惹かれるように。
人に恋を手ほどきする中で、ふとHoraceに惹かれる自分に気付くDolly。
互いの思いが交錯する中、全員が集まることとなった高級レストランでのディナー。
財布がほとんど空っぽで、会計に困るCorneliusとBarnaby。
結婚相手として紹介された新しい女性に翻弄されるHorace。
レストランの常連として、スタッフから熱い歓迎を受けるDolly。
そんなDollyの姿を見たHoraceは…
皆が思い思いの人と結ばれるハッピーエンドは訪れるのだろうか..?
観劇してみて
ステージ前にあるオーケストラピット、赤幕が下りたステージ。
「劇場」という雰囲気たっぷりに、オーバチュアから物語がスタート。
「Crazy For You」「GYPSY」「Kiss Me, Kate」とかもそうだけど、クラシック作品のオーバチュアを聴くと、わくわくが止まらない!!
始まるんだなって、気持ちの準備にもなる。
お目当てのImelda Stauntonさん。
いくつも作品を観たことがあるわけではないけど、やっぱりアンブリッジ先生の印象が強くて。
生で観たら、手かゆくなるんじゃない(僕は嘘をついてはいけない…)とか思っていたら、
さすが名女優と言われるお方。
まったく、本当に、そんな影は感じず!!
軽快で、ちょっとおせっかいがすぎるけど、愛らしいドーリーを演じられていました。
お客様の層も、いつもより高齢で、観光客というより、在住のお客様が多い印象でした。
印象的だったのが、とても台詞が綺麗だったこと。
68歳と高齢ながら、早口でまくし立てるようなセリフもキレ抜群で、
歌声のパワーも素晴らしかった。
ニューヨークのホテルで一人、日記?(日記じゃないかも)を書いているシーン。
誰かのためにと動き回るDollyが、自分の気持ちを吐露する場面。
テーブル上のランプに照らされて、静かに歌う姿がとても素敵でした。
そして、高級レストランで、周りがバタバタしている中、黙々とご飯を食べ続けるDolly。
慌てずに、どっしりと構えて、生きる彼女の強さを感じた場面でした。
終盤
Horaceの飼料店で、お互いの気持ちが通じあって、静かに2人で踊り出す場面。
そのあと結婚式のシーンに続くから、幕切れではないんだけど、
幕が下りてきて、2人が踊っているまま見えなくなる。
なんだか、映画の「めでたしめでたし/Happily Ever After」って言う感じがして、素敵だった。
IreneとCorneliusの2人の歌も素敵だった。
♪It Only Takes a Moment ど真ん中ミュージカルラブソング。
ミュージカルっていいよね!!って感じるロマンチックな曲に出会えて嬉しかった~
ちなみに、この曲の動画を探していたら、Jeremy Jordanの歌っているのが、
とても素敵だったので、ご紹介まで…!
今回の劇場
劇場は、ショッピング街があるOxford Circus駅から近い「The London Palladium」
千と千尋を上演していたLondon Coliseumと同じくらい、大きいと感じた劇場でした!
大劇場あるある…客席階によって入場口が分けられてました。
今回はStalls(1階席)エリアでの観劇だったので、看板を持ってるお兄さんの横を抜けて…入場。
中階段を下りていくと、左手に売店/右手に女性お手洗いがありました!
奥に進んでいくと、バーがあるホワイエに到着。
上の階へと続く階段を上ってみると、こんな開けた場所が!
窓から光が入ってきて、解放感ある空間でした。
私のお気に入りがホワイエから客席へと入っていく通路!
扉のステンドグラスも素敵なのですが、ちょっと暗い空間を抜けて、
客席に入っていくのが、とてもわくわくしました!
まず扉を抜けて、
ちょっと暗い、中扉の空間。わくわく
そして、客席へ!!
ね!!素敵!!笑
劇場に入るときの高揚感って、何度訪れても、なくならないですね笑
特に新しい劇場に入る時は!
灯りや絨毯の雰囲気もとても素敵でした。少し帝国劇場に似てたかな。
座席はStalls/Royal Circle/Grand Circleの3階層に分けられていて、全2,286席。
Stallsエリア(1階席)のS列以降は、上階の屋根が視界に入ってくる席もあります。
各座席からの見え方はこちらのサイトが参考になります!
今回のチケット
「Today Tix」アプリからRushチケットを購入しました!
価格は29.50ポンドで、日本円だと6000円くらい。(24年8月時点)
少し上手側が見切れる場面もありましたが、ステージを近くで体感できました。
最後に
Imeldaさんのお芝居を生で観られて、良かった~
もはや一人芝居の作品などで、もっともっと彼女のお芝居をじっくり見てみたいなと
感じました。
彼女のお芝居に触れられる機会がまたありますように…!
「Hello, Dolly!」
上演概要
公式HP:https://hellodollyldn.com/
劇場:The London Palladium
上演期間:2024年7月6日~9月14日 上演終了
上演時間:約2時間25分/休憩含む
Cast
Dolly Levi:Imelda Staunton – 結婚仲介業を営む未亡人。
Horace Vandergelder:Andy Nyman – 田舎町で飼料店を営む、裕福な独身男性。
Irene Molly : Jenna Russell – ニューヨークで帽子屋を営む女性。DollyがHoraceに紹介する。
Cornelius Hackl : Harry Hepple – Horaceの店で働く従業員。Ireneと恋に落ちる。
Barnaby Tucker : Tyrone Huntley – Horaceの店で働く従業員。Minnieと恋に落ちる。
Minnie Fay : Emily Lane – Ireneの帽子屋で働く若い店員。
Ernestina : Jodie Jacobs – DollyがHoraceに紹介する女性の一人。
Ermengarde : Emily Langham – Horaceの姪。
Ambrose/Ensemble : Michael Lin – Ermengardeのパートナー。Horaceに結婚を反対されている。
ほか
Creative
作:Michael Stewart
音楽・歌詞:Jerry Herman
演出・振付:Dominic Cooke
美術・衣裳:Rae Smith
振付:Bill Deamer
照明:Jon Clark
音響:Paul Groothuis
映像:Finn Ross
ヘアメイク:Campbell Young Associates
オーケストラ:Tom Kelly
音楽スーパーヴァイザー・アレンジ:Nicholas Skilbeck
キャスティング:Pippa Ailion CDG
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!